lyric.１３ ページ14
翌日。
夜に間に合わせる為に、一二三が3時頃 事務所に来た。
現地集合で、6時にホスト集合となっている。
ホストは歩いて数分のところにあり、シブヤの裏道にある 夜のお店街を少し歩くとそこはある。
だからセットしたまま行くつもりだ。
コンコンっ…とノックした音と共に、｢Aさーん？いますかー？｣と昨日とは違ってチャラい声が響いた。
｢酒でも入ってんのか？｣と思いながら、ドアを開ける。
そこには正真正銘の伊弉冉一二三がいた。
一｢Aちゃんっちゃーす！｣
｢随分昨日と違うね…｣
一｢俺ってスーツ着ると女好きになれるんだよね！すごいっしょ？｣
｢へぇ…仕事病ってやつかねぇ…。取り敢えず中入ってよ。｣
一｢あーい！｣
そう言って部屋に招く。
事務所を通って、昨日みんなを詰め込んだ自室に入るとクローゼットをｶﾞﾗｶﾞﾗ…と開けた。
｢ピンク髪も言ってたけど…服少ないねAって。｣と言われて、｢仕事で使うコスプレ系は結構あるんだけどねー｣とホスト用のスーツを探しながら答える。
そう、服が少ない訳では無い。
ただ仕事用で、メイド服だったりチャイナ服だったりとそういう系の方が多いのだ。
一二三はというと、｢え、こんなの着るのA！｣とスカートが短いセーラー服を取り出している。
｢はいはい今日はこっち。｣とスーツを取り出して、セーラー服をしまう。
｢さっ、着替えちゃうから出てっちょ。｣
一｢あ、Aさ。｣
｢？何。｣
一｢今度服買いに行こうよ。俺が可愛い姫に飾り付けしてあげる。ね？｣
｢…………ホスト一二三ってとことんチャラいね。｣
不覚にもドキドキしてしまう自分がいて。
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レイ - とても面白いかったです。頑張ってください。 (2018年6月15日 20時) (
レス) id: d336b49e8b (このIDを非表示/違反報告)
蒼綟(プロフ) - 初めまして！作品が好きで、いつも見ています！これからも頑張ってください！そして、もし意図的なものならすみません、8話？かな？12任という所は12人ですか…？意図的なものだったら、本当にすみません！ (2018年5月31日 22時) (レス) id: 9722960a7f (このIDを非表示/違反報告)
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