【ヒプノシスマイク】ちょっと落ち着きません？part3

story89 ページ29

平日の昼間にも関わらず、お客さんは多かった



今日は仕事じゃないため普通に表から入った






｢いらっしゃいませ、お嬢様！｣




お、おぉ……


こんな気持ちなのか……


と、少しドキドキしながら店に足を踏み入れる



たまたま時間が重なっている子だったから、そのまま店長をよんでもらった





｢あれ？Aちゃん、仕事は休み？｣

｢実は……｣





説明すると

『おぉ！それはよかった！』

と、嬉しそうな表情を浮かべた



今週だけ少しシフトを増やしてもらうことができたし、これで貯金を変に削ることもなくなった





｢今から何しようかなー……｣




せっかくだし、シブヤをぶらぶらしようかなー……と思った時





｢じゃ、オネーさん！
また今度ね！｣





なんて声が聞こえ、まさかと思って見るとやっぱり乱数さんだった



ややこしくなる前に逃げようと足を進めようとした時だった







｢あ、Aちゃん！！
明後日のことなんだけど！！｣






店の扉から店長が大きな声で私の名前を呼んだ






｢え？｣

｢時間、1時間間違えてた！
こっちでお願いね｣






そう言って、メモ用紙を渡された



あれだけの大声を出せば、もちろん乱数さんも気づくわけで






｢あれー？
オネーさん！
なにしてるのー？｣

｢ら、乱数さん……｣

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