原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず御教授願う。

参拾漆ノ刃 ページ9

『.....』




獪岳「....」




『.....』







あ、あれ...？なんでさっきから獪岳がいるんだろう。。







私は涼しいところで休憩しようと、池の周りの大きい岩に座って黄昏ていた。



そしたら、獪岳がドスッと座ってきて...。








不死川さんや冨岡さんの時もだったけど、この静かな雰囲気本当に苦手なんだよね。







獪岳は頬ずえをついてムスッとしているので絶対話を振ってこないだろう。





私の方から話を何か振ろう。








『ねーねー、なんで獪岳はそんなに刀の扱いが上手なの？』




獪岳「んな知るか。慣れとかだろ。」








やっぱりそんなものなのかな...。









ん.....？








ふと獪岳の手に目が行き、自然と手に取ってしまう。






豆がたくさん出来てて、皮も私の何倍以上に硬くなってて...。



絶対に慣れなんかじゃない。







『いっぱい頑張ったんだもんね...』



獪岳「は」






獪岳が目を見開き、声を出す。






...この反応だと私も声に出てたかな。



お、怒ってない？？獪岳って努力とかがバレるのなんか嫌いそうだし...。




獪岳の様子を知るためにﾁﾗｯと獪岳の方を見る。





獪岳「...」





ええええええええええ。どういう反応？！？



ずっと目を見開いてるし...。





いや、獪岳なら怒ったらすぐ「カス！」って罵ってくるもんね。大丈夫だよね？









煉獄「神原ー！」





ああ、煉獄さん。グッドタイミングです。


今びっくりするくらいに気まずくなってたんです。




煉獄さんが呼んでくれた事だし、ダッシュで煉獄さんの所に向かおう。






『じゃあね、獪岳！今日はありがと！』





と、言って全速力で走り出した。









が...。






獪岳「待て...」





獪岳に後ろからとんでもない力で腕を握られてる。痛い。かなり。



なんだろうと思い獪岳の方を見れば、獪岳が口を開く。






獪岳「テメェの名前は何て言うんだよ...」





私、人の名前聞いてたのに自分の名前名乗ってなかったのか。


かなり非常識じゃん。






『神原Aだよ』





獪岳「そーかよ...。ﾁｯ、ぼーっとしてんじゃねぇよ。早く炎柱様んとこ行ってこい」




『じゃあ！』




獪岳「ん」









獪岳言ってることがちぐはぐになってた。

呼び止めたのは獪岳なのにね。




口が悪いだけでとっても良い人じゃん。

明日も会えるかな。








あ、煉獄さん待たせてる。早く行かないと。

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