原作知らないけど皆いい人だったのでとりあえず御教授願う。

参拾玖ノ刃 ページ11

〜 神原 side 〜





煉獄さんのお家に到着し、縁側に座りぼーっとしている。









煉獄さん、絶対怒ってるよね。




煉獄さん宅に着くまでずっと無言だったし、さっき煉獄さんに肩を掴まれた時少し痛かった。








晩御飯どうなるんだろう...。


今の私たちの雰囲気じゃ2人で食事するのは無理だ。









謝るべきだ。私がわがまま言ったからこんなことになったんだもん。




煉獄さん、お部屋にいるかな...。









立ち上がろうとすれば足音が聞こえる。



この家には私と煉獄さんしかいないから、この足音は煉獄さんのものだろう。






煉獄「神原...」






煉獄さんが口を開いた。







いつだっけ...。ああ、不死川さんの時だ。



謝るべきは私だったのに、不死川さんを先に謝らせてしまった。








駄目だ。今回こそは私から謝らないと。







『煉獄さん、本当にごめんなさい！』





私が煉獄さんの方を向き、土下座するような形で謝れば、煉獄さんは驚いた表情をする。









煉獄「いや、顔を上げてくれ神原。悪いのは俺だ。すまない」








なんで煉獄さんが謝るんだろう。




不死川さんの時はともかく、今回は私がわがままから始まったことであって、煉獄さんは何も悪くない。







煉獄「嫌な思いをさせてしまった。今他の柱の元に鎹鴉をとばす。嫌だということは分かっているが、迎えが来るまでここで待っててくれ。」





『え？』






嫌...？



私は煉獄さんのことを嫌だと思ったことは1度ないけど...。





『ま、待ってください。煉獄さん』

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