わるいゆめ ページ12
それはもう、魘されるほどの…
空
「っ、…」
隣から聞こえる唸るような声に驚いて目を覚ますと、苦しそうに魘されている大事な人の姿。起こすか迷ったけれど、きっと起こせば怖くて寝られないと思ったから、優しく布団の上から抱きしめてあげる。「…ずっと俺がついてるから」
ディルック
「…どうしたんだい」
強く閉ざされた瞼を、柔らかになぞる。大丈夫だと、自分はここにいると頭を撫でて静かに伝えると、強張っていた肩から力が抜けた。どうやら自分で思っているよりもあの子のことを心配していたらしく、ほっと安堵が浮かぶ。…それから、どうか君が幸せであれるようにと、祈りを込めて穏やかなキスを落とした。
アルベド
「一人で抱え込みすぎるのは良くないよ」
悪夢という考えが入っておらず、急いで起こす彼。どうしたのかと聞いてみたものの、なかなか答えてくれなくて、そんな一言が溢れた。
「…ごめんね、さっきの言葉は訂正しよう。…正しく言うなれば、ボクがキミを理解することはできないだろうけれど…」それでもキミのことは、少しでもいいから知りたいんだ。
魈
「何も案ずることはない」
特にこれといったことは言わず、ただ側に寄り添う。それが彼にとっては一番だし、これ以上近づけば業障の影響でもっと魘されてしまうんじゃないかと思って、少しだけ距離をとってしまっている。けれど、寝言でも彼の名を呼んでしまえば、そっと近付いて手を握ってくれるはず。
スカラマシュ
「…はぁ」
ああ、彼女は今、自分以外のものに侵されているのか。
そう考えるとどうにも気に食わない。なぜかは…自分でも分かっているけれど、分かりたくなんてなかった。「唇でも奪ってやれば良いのかな」彼女の表情を見るのは、その表情にするのは…僕だけで充分だ。
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ゆあ - スカラマシュがある....😭😭ありがとうございます....！！ (2022年10月22日 11時) (
レス) @page15 id: 0636dd3227 (このIDを非表示/違反報告)
こころ - 返事ありがとうございます！無理しない程度に頑張ってください！お応援します！ (2022年6月14日 20時) (レス) @page8 id: fa05d75225 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - なつおとさん» ありがとうございます!頑張ってください! (2022年6月12日 12時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
なつおと(プロフ) - こころさん» リクエストありがとうございます。当方は御二方の解像度が低いので、すべて、とはいかないかもしれませんが…できる範囲で追加してみます。ありがとうございました！ (2022年6月12日 12時) (レス) id: 727fc6608e (このIDを非表示/違反報告)
なつおと(プロフ) - 翡巫女さん» コメント、リクエストありがとうございます。私が目指す文章は、読み手が想像を膨らませられるように…といったようなものなので、そう言って頂けると嬉しいです。リクエストにつきまして、他の方のリクエストを先に消費することになりますので、少々お待ちくださいね… (2022年6月12日 12時) (レス) id: 727fc6608e (このIDを非表示/違反報告)
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