into you ３ (ページ5)

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隼もギュッと抱きしめてくれ、よしよしって頭を撫でてくれる。

隼「なかなか会いに来れなくてごめんね？」

うまく言葉が出なくて……隼の胸に顔を付けたまま、無言で首を横に振る。

隼「会いたかった…」

『ん…』

隼「Aは？
……Aも俺に会いたかった？」

『うん…私も会いたかった』

隼「お…っと………。
言ってくれると思わなかった………」

クスクス笑う隼が、そろそろ中に入れてって苦笑い。

玄関の中ではあるものの…隼は靴を履いたままだったから。

『あ…ごめんなさい…。
どうぞ…』

パッと隼から離れると、そんな勢い良く離れるなって手を取られた。

手をつないだまま片手で靴を脱いだ隼は、そのまま端に揃えて置いた後で鍵をかける。

…あ…忘れてた………。

隼「忘れてたでしょ…？
ダメだよ…開けたら閉めてください？」

防犯対策はきちんとしなさいって、頬をつままれる。

『…はぁ……い』

隼「よろしい」

『あ…何か飲む？』

クスクス笑う隼と並んでラグに座って……

立ち上がりかけたのを隼に止められ、再び隼の腕の中。