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「私、この報告書は見せない方がいいって言いましたよね?」
「でも、事実確認は必要だって……」
「東條が別で報告書、あげてますよね?!」
デスクをバンッと叩き、男性スタッフ達を睨みつける青木さんは、何がしたいのかってキレている。
「何事?
青木が吠えてるって報告受けたんだけど?」
打ち合わせがあって、ちょうど通りがかった……と、ドアを開けて入室してきたのはヒロさんで……
みなさん少し慌てている。
「これはなんの集まり?」
青木さんに尋ねたヒロさんに、ジェネの小森の件ですって。
「あぁ…君が?」
私を見て驚いた後で青木さんを見て、とりあえず落ち着いてって宥めてる。
「そりゃ……吠えたくなるね?」
青木さんから話を聞いた後で、男性スタッフからも同じように話を聞いたヒロさんが渋い顔。
「……ごめんね?」
ヒロさんは、驚き過ぎて…というか、恐縮過ぎて何も言えない私に視線を向けた後で申し訳なさそうに頭を下げた。

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作者名:ひな | 作成日時:2024年9月11日 19時