検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:27,290 hit

724 ページ24

清掃中だった車両の扉が開き、佐野さんや白濱さんにも宥められた隼くんがグリーン車の中へと押し込まれた。

隼くんがブツブツ言う声を聞きながら、私も自分が乗る車両へと移動して乗り込むと、席を探して座った。

…あぁ…そういえば………

バッグは自分で持ってきたけど、スマホも財布も隼くんに預けたままだ…。

お茶でも買おうかと思ったけど……

しょうがない……2時間くらいだし、我慢しよう……と思ってたら、隣に座るヘアメイクさんが何も持っていない私を心配してペットボトルを一本分けてくれた。
お茶と水と両方買ってたから……って。

『すみません…
ありがとうございます……』

「あと……ハイ!」

ヘアメイクのヨウコさんが私の手に乗せたのは、いろんな種類のおやつ。

「お腹空くよね?」

メイクルームとケータリングコーナーにあった物をバッグに入れて持ってきたんだって。

『…あ………』

タイミング良くなったお腹に、私の顔は思いきり熱くなった。
…たぶん……耳まで真っ赤なはず………

「やば……!
私、いい仕事したね?」

ヨウコさんがクスクス笑ってくれて……
笑ってもらえて気が楽になった。

…逆になぐさめられても…ね?

725→←723



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:小森隼 , GENERATIONS , LDH
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひな | 作成日時:2024年9月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。