My Only Love 15 (ページ22)

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「あいつ…探してたよ？」

『ん…。
タカヒロさんのお見送りしてきた…』

「だろうな？
そう言ったんだけどさ………」

しばらくこの調子だろうから…って。

ホントに…私は何をしちゃったんだろうな……。

廊下の隅のベンチに座っていたら隼くんが戻ってきて、私にも着替えたら？って。

いくらなんでも、スタッフＴで新幹線に乗るスタッフはいないって笑ってる。

…良かった………。
笑顔が少し戻ってる。

「…ん？」

『ん…スタッフさんに見える服……何かあったかなぁと思って………』

バッグの中身について考えてた…って話すと、そういう事にしといてあげるって……。

…鋭さが増し増しのようです。

すぐに出なきゃいけないみたいで、結局は上からパーカーを着るだけで一緒に移動車へ。

「隼さん…さすがにスタンドで寝てたみたいな状況はアウトですからね？」

いくら、内々のスタッフは事情を知ってるとはいえ……と宮下さんは渋い顔。

「………わかってるよ…」

ブスッと口を尖らせ、どうせ席も離すんでしょ？って。