My Only Love ６ (ページ46)

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本当に大丈夫だとLINEしながら駅で電車待ってたら、横から声をかけられて息を飲む。

「そんなに驚かないでよ…」

横に並んだ古野さんは、傷付くなぁって苦笑い。

「何もしないよ？
彼氏持ちに、敢えてちょっかいかけません」

楽しそうにクククッて笑ってるけど……
本当は何を考えてるのか、読めない感じが怖い。

「じゃ…俺、こっちだから」

後ろのホームに来た電車に乗るという古野さんに一応お辞儀。

無視されると思ったのか、そんな私に一瞬目を丸くした後、優しく笑って手を上げて乗り込んで行った。

…なんか掴めない人だなぁ…。

今まで、遭遇したことない感じの人。

マンションに着いた途端に鳴り出したスマホに慌てて出ると、泣きそうな声の隼くん。

「ねぇ…ホントに家出せん？」

『しないよ？』

「帰ったらいないとかない？」

『ないから……。
大丈夫って言ってるでしょ？
ちゃんと待ってるから…ラジオ頑張ってね？』

「…分かった……」

諭すように言ったのが子どもに言うみたいになっちゃって……隼くんが電話の向こうで苦笑い。