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「まぁ……それも仕事なんで」
って笑いながらリハに戻った涼太くんの後ろ姿を見てたら
「王子も大変なんだなぁ〜」
って世界くんは眉を下げてる。
『世界くんは……何キャラだろ。
オタクのダンシングマシーン?』
「なんだよ、それ………」
って眉間にシワを寄せて、「裏行くか〜」ってバッグステージへ。
「なんか、食いに出るかなぁ〜」
って言いながら廊下を歩いてたら、リハが終わった隼くんが飛んできた。
「どこ行くのぉ〜?」
って隼くんに
「おぉ……。飯食いに行くかなぁ〜って」
って世界くん。
『リハ、終ったの?』
「俺はね?ってか、ここで食べちゃえばいいのに〜」
って言われたけど、それはできんって世界くんが言って、近くのお好み焼き屋さんに来た。
『美味しい…』
って食べてる私に、
「ホントに欲しい物は?」
って聞くから、
『今、欲しい物って………物じゃなくて仕事……かな?』
学生時代にバイトしてたミュージックショップに聞いてみようと思ってるって話をすると
「うちの事務所、聞いてみようか?」
って、サラッと言う世界くん。
「制作とか……Aちゃんいけるんじゃない?」
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作者名:ひな | 作成日時:2022年12月23日 20時