八話 ページ10
「旗印戦は、勝てば相手が持つポイントを獲得できる。もし武田が勝てば一挙に205ポイントを獲得。つまり......」
「つまり!武田が勝てば一気に総長に近付く!!」
一番いいところを秀吉君に取られ、何とも言えない顔になった黒田君を見て少し声に出して笑った。ざまぁみろ。
「それだけじゃない。旗印戦は旗印を掲げた側が負けた場合、旗印戦の参加資格は奪われる。」
「でも、挑戦される側が負けても獲得したポイントは減らずにそのままです。」
「つまり、」
「つまり‼︎武田は負けても失うもんがない!!」
「...あのさぁ!!秀吉くんなんなのかな、さっきから!自分で喋れば良いじゃん!じゃあ!」
ついに黒田君が立ってキレた。そりゃまぁ当然だけど。普通にデカい声出して笑いかけた。危ない危ない。
ヤンチャ四人衆から見えないから座れと言われたものの、黒田君はちゃんと返事?をした。
「今喋ってるから、待って。」
「「「「座れよ!」」」」
「見ても分からねぇだろ!馬鹿なんだからお前ら!」
という会話し、あのヤンチャ四人衆はうろたえながら黙った。ざまぁ。
「しかし、武田は何故トイレに篭ったのか......」
私がずっと思っていた疑問を上杉君が喋ったとたんコスプレをした伊達君が教室に入ってきた。
「それは!!作戦を練る為だ!」
このコスプレをした伊達君が入ってきたせいで私の笑いを溜めていたダムが壊れ、普通にツボに入った。
『ちょw伊達君w何やってんのwwwwwww』
「さっきから誰なんだよ!!門倉も!!笑いすぎだろ!?」
「気付くの遅くないか......フレディ・マーキュリーだ。」
とてつもなく苦しそう+大変そうな体勢で言っている。大丈夫かよ。伊達君。
「......門倉、お前、笑いすぎじゃないか?」
『だってww伊達君のコスプレ面白すぎるんだもんwwwwwww』
「ふっ、まぁな....私とフレディは9月5日......同じ誕生日だ。国を超えた誕生日と......覚えてくれっ。」
私は膝を叩きながらマジで大爆笑した。
79人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
針鼠 - 初コメ失礼します。竹中君との絡みが欲しいです。 (2022年10月5日 22時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - Theオタクさん» そうですよね。分かる方いて嬉しいです! (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます!!頑張ってやってみます〜! (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 初コメ失礼します。竹中君が少しヤンデレ気味にしてほしいです。 (2022年9月30日 22時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
Theオタク(プロフ) - わかるモモンガわかる↩︎ (2022年9月23日 11時) (レス) @page3 id: c8e5603f02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ