第四十七話 ページ48
三「そんなことはわかってます。でも今回のランク戦で僕たちはA級にならないといけないんです」
伊「そ、じゃあなおさら出水達にしごいてもらいな。俺が教えられるのは戦略のことだけだ。それは十分足りてるみたいだし、宇佐美にお礼言っといてね。じゃ」
三「え?あ、はい。あ、ありがとうございました」
伊「じゃーねー。気が変わって違う考えにたどり着いたらまた来な。返答次第ではちゃんと見てあげる」
三「!あ、ブゥン…追い出されてしまった…(烏丸先輩が言っていた通り伊黒先輩は少し難しい人だったな…先輩は何を伝えようとしていたのだろう。でも先輩には僕には見えていないものが見えている。それを見つけることができればいいだろうか)」
伊「(別にメガネくんの考えが間違ってるわけじゃないけど、今のままの考えのまま行くと部隊がちょっと大変なことになっちゃうからね。玉狛第二には是非とも遠征に入れるぐらい強くなってほしいからね。それぐらい遠征いてくれると助かる人材が玉狛第二には多い。少し意地悪だと思うけど、こんぐらいはしとかないと、メガネくんは1つのことを考えるとどんどん視野が狭くなっていくタイプっぽいから仲間と協力するってことに気づかないんだよね。前まではわかってたみたいだけど、今はそのことが考えられていない)いつ戻ってくるかなー…もしかしたら戻ってこないけど。ま、そうなったらとりまるにはあやまっとこっかな」
__in玉狛__
三「ただいま帰りました」
宇「!おかえり修くん!伊黒先輩のところはどうだった?」
三「なんだかよくわからないですけど、いきなり帰されました…」
宇「あちゃ〜やっぱ伊黒先輩厳しいな〜」
三「あの、やっぱってことは他の人も帰したりしてるんですか?」
宇「そう。結構有名な話なんだけどね、伊黒先輩はあんなに強いし、入隊式の見本とかやってるからC級隊員からだと1番最初に見る実力者なんだよね。だから当然弟子にしてほしいってお願いしに行く人はいっぱいいる。でも、今のとこ伊黒先輩の弟子ってほとんどいないんだ」
三「え、なんでですか?」
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作者名:くさったたまご | 作成日時:2022年9月5日 6時