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第二十一話 ページ22

あの会議から数日が経った今日、夜の本部待機から昼担当の風間隊と交代してから父と母の墓参りに来ていた。今日は月命日だ。俺の両親は大規模侵攻で致命傷になるほどの攻撃を全て捌ききれず、負傷した。その後、1週間ほど意識不明の重体だったが、そのまま亡くなった。時間に差はあれど、2人とも同じ日だった。こんな時期に行くのは…という気持ちも少しはあったが、命日と月命日は絶対に墓参りに行くと決めているので、しょうがない。

伊「久しぶり父さん母さん。また来たよ。もう2人が死んで4年も経つんだね。最近はボーダーに面白いやつ入ってきたんだよ。2人も会ったら面白いって思うと思う…もうすぐ大規模侵攻があるんだって。俺誰も死なせないように頑張るから応援してて…今頃強くなっても二人は帰ってこないのに意味ないよね。ごめんなさい。もっと早く強くなってればたs「チリリリリリリリリリリ」‼︎緊急召集…大規模侵攻か…?とにかく戻らないとか……ごめんもっといたかったけど予定出来ちゃった。また来るね」

{大丈夫みんなを守ってあげて。あなたならできるわ。お母さんはいつでもあなたを応援してるからね}

{強者は弱者を守るためにいる。早く行きなさい。1人でも多く守るために}

伊「!!(二人の声…?)!!行ってきます」

伊「トリガー起動。本部こちら伊黒。現在三門市外にいます。至急戻りますが時間かかると思います」

忍「了解した。到着次第連絡をくれ。そこで指示をする」

伊「伊黒了解(屋根の上を行くのが一番は早いかな)タンッ」

ここは三門から電車で15分ぐらいの距離だ。しかし、大規模進行の影響で電車は止まっているだろう。なら次に早いのはトリオン体での移動だ。多少は遅れるだろうが、それまでは警戒区域から出ないように頑張ってほしい。そう願いながら全力疾走で三門市に向かった

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作者名:くさったたまご | 作成日時:2022年9月5日 6時

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