【第34話】 ページ37
な「いや、もちろん強制にとは言わないよ?けど、その方が俺達的にも結構都合がいいんだよね。」
ななもり君はそう言うと、私の隣に腰を下ろし、続きの言葉を紡いでいく。
な「俺達の家にAちゃんが住んでくれれば、俺達も一番近い所でAちゃんを守ることが出来る。」
ななもり君はそう言って、また優しく笑った。
「い、いい、の……?」
な「もちろん!Aちゃんが良ければだけど。」
私はその言葉に、思わず勢いよく頷いた。
「な、ななもり君達がいいなら……!」
そう言うと、ななもり君は嬉しそうに、もちろん!と私に笑って見せた。
さ「また賑やかになるな〜!」
ジ「女の子と一緒に住めるとか夢みたいやわ。」
こ「ジェル君変な事しないでよ?w」
る「そう言うころちゃんもですからね!」
こ「僕はなんもしないよ!」
ジ「俺もなんもせえへんわ!w」
莉「それじゃあ明日は荷物取りに行かなきゃね!」
私がここに住むことが決まり、皆が嬉しそうに私を歓迎してくれているのを見て、私もすごく嬉しくなった。
莉犬君の言葉に、私はうん、と頷いた。
そうか、今の状態では荷物をほとんど家に置いてきてしまっているので、服ですらも今日着ていた学校に行く時の制服しか持っていない。
明日おばさんが仕事で出掛けている時間帯を狙って荷物取りに行くかぁ。
……それにしても、本当にここの人達はいい人達なんだなぁ。
そんな事を思い、私は未だこの人達がマフィアなんだ、という実感が湧かずにいた。
同時に、この人達への感謝が心の底から湧き上がって来るのを感じた。
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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください!!無理しないでくださいねヽ(´ー` )ノ (2021年8月2日 19時) (レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します! (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか?え?何で?何でだよオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙。。。スイマセン (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え????おもろい( ゚д゚)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい! (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひな | 作成日時:2019年4月22日 16時