目覚めた君に他を見ないで欲しくて 黒side ページ19
「おはよぉ、ございます？」
寝ぼけた顔で目を開く彼女。
「ん、おはよ」
「もしかして寝坊した！？」
「うぅん。今日は俺が早く起きちゃっただけ」
「そっか……よかったぁ」
まだ寝ぼけているのか、ぽやぽやしている彼女をぽんぽんってしたら、
えへへーって笑っているので、起き抜けの彼女を見られるなら
早起きも悪くないと思う。
「今日は朝ごはん、デリバリーしてもらおうと思って」
「んー、つくる」
「いいの。代わりに俺の腕の中に居てください」
「はーい。じゃ二度寝……」
と言って、腕の中に閉じ込めた彼女がもう一度眠ろうとするから、
それはだめ。と言って、ぎゅっとするけど、目を閉じてそのまま
ほわんとしてるから、頭にキスを落とす。
「起きてて」
「ん……」
カーテンの隙間から入ってくる日の光が温かくて。
彼女の顔にちょうど当たる当たりだったから、そっとこちらがわに
ひっくり返してぎゅっとする。
「何食べたい？」
「だいじょぶ……」
「勝手に頼むよ？」
「おもたくないやつがいい」
「わかった」
「おれんじじゅーす、作ろうかな」
「だめ。ここに居るの」
「うー」
また夢の中に戻ったら”たつやくん”のこと、考えるんでしょ。なんて、
口に出して言えるはずもなかったから。ぎゅっと抱きしめて、俺を見てって呟いた。
会いたい人、会えない人、会わせたくない人→←荒れる心と削れる体 桃side
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ひな(プロフ) - ビルスさん、ありがとうございます！初コメント、感想を頂けて嬉しいです！メインがふっかさんなので、やっぱりそこのご要望は汲んで行けたらと思ってます！ありがとうございます！ (2023年2月8日 10時) (
レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
ビルス(プロフ) - こんにちは。読ませていただいてます。でも最後はふっかと戻ってほしいです。願望… (2023年2月8日 7時) (レス) id: e2c763f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月7日 13時
