【d!】あの有名女優、某先生のファンらしいです【ut】

RIME。 ページ11

急いでタクシーに乗り、現場まで直行してもらう。
家に戻らなくてもいいのはトンさんのおかげだな…とりあえずトンさんにありがとうのRIME、送らなきゃ。

そう思いながら、RIMEを開いた瞬間に飛び込んできたチャット“宇津木正”

え、もしかして…

はやる気持ちを抑え、とりあえずトンさんに“昨日今日はありがとう。またお礼は今度します”と送り、“宇津木正”からきたチャットを開く。

すると…

えっと、篠木Aさんの連絡先であってますか？あの、俺、〇〇の主役は我々だ！の大先生…なんですけど…
勝手に追加してもうてすみません！

というメッセが見えた。

え？う、嘘じゃないよね…？！しかも、届いていたのは昨日の夜。私は急いで返信を書く。

“勝手じゃないですよ！私が名刺、渡したんですし…それと、本当にご連絡ありがとうございます！改めて自己紹介致します、篠木Aといいます。よろしくお願いします！”

手が震えて、何度か誤字をしたりしたけどきちんとした文章が書けたはず。
よし、送信っと。

私ははやる心臓に手を置き、ふぅと息をつく。本当にトンさんの言った通りだったな…
大先生も躊躇してた…のかな？

とりあえず、今の私の悩みはすべて消え去った。

よし。

昨日かけてた迷惑分、今日は張り切って仕事をしよう。


その頃の大先生…

ピコン

ドタドタ

バッ！

ut「っあ、あ、篠木さんや！どどどどうしたらええんや？！へ、返信、返さな…え、えっと、で、デート誘ったらあかんかな…」

返事→←彼女？

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す