98話 白の彼の大事な話 ページ12
A目線
ゲドちゃんがいる場所と言えば・・・
『思い出の馬小屋かな。』
思い出の馬小屋というのは、建国時にゲドちゃんと一緒に建てた馬小屋だった。
そこにはゲドちゃんの外道丸がいる。
私は早速、馬小屋へ行くことにした。
〜馬小屋〜
「やっぱり、ここに来ると思ったよ。A。」
『私も。』
足を進めると、ひとらんが外道丸を撫でながら待っていた。
『えっと、大事な事って何かな?』
「二つあるんだ、聞いてくれる?」
『もちろん、そのつもりで来たんだから。』
「よし、じゃあ一つ。俺は、Aが好きだった。」
『うん、私の好きな人の話は聞いているよね。』
「感がいいね。そう、ロボロから聞いたよ。」
「諦めたくなかったけど、それがAの幸せならいいよ。」
『優しいね、ゲドちゃん。』
そういうと、ゲドちゃんが顔を悲しそうにした。
・・・どうしたのかな。
「・・・二つ目を言う前にさ、お願いがあるんだけど。」
『うん、何?』
「頭、撫でさせて。」
『いいよ、親友の願いだもんね。』
そういうと、ゲドちゃんは私の頭を撫で始めた。
「このままいくよ、二つ目はね、俺は兄さんと一緒に遠征に行くことになった。」
『えっ、本当!?』
「うん、本当。」
『い、いつなの?』
「あと一週間後。」
「だからね、Aには外道丸や畑の世話をして欲しいんだ。」
『なるほどね・・・いいよ。』
「うんッ、ありがとうッ・・・」
ゲドちゃんが静かに涙を流した。
気持ちも分かる。大切に育ててきた生物だからね。
『ちゃんと、面倒見るからね。』
「うんッ・・・。」
『ちゃんと、ゲドちゃんも無事で帰って来るんだよ。』
「もちろんだよッ、Aッ!!」
日が沈み始めた空で、沢山の星々は親友の親愛を見守った。
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クルカ(プロフ) - masamasa009900さん» 閲覧、ありがとうございます!励みになります!! (2020年4月16日 7時) (レス) id: b24420932e (このIDを非表示/違反報告)
masamasa009900(プロフ) - 最後のエピローグがとても心に残りました!応援しています! (2020年4月16日 1時) (レス) id: 3d3e8aa57a (このIDを非表示/違反報告)
クルカ(プロフ) - ゆきのさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: b24420932e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - はぇ〜めっちゃ語彙力ありますね!これからも応援してます!!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: 97b7b2cea4 (このIDを非表示/違反報告)
クルカ(プロフ) - イムさんさん» 一回やらせてみたかったんですよねぇ、まぁ現実は・・・「失礼な事、考えてへんよなぁ?」・・・サーセン(← (2019年1月21日 18時) (レス) id: 9c782127cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クルカ | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/
作成日時:2019年1月7日 14時