検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:20,492 hit

98話 白の彼の大事な話 ページ12

A目線







ゲドちゃんがいる場所と言えば・・・

『思い出の馬小屋かな。』

思い出の馬小屋というのは、建国時にゲドちゃんと一緒に建てた馬小屋だった。

そこにはゲドちゃんの外道丸がいる。

私は早速、馬小屋へ行くことにした。









〜馬小屋〜

「やっぱり、ここに来ると思ったよ。A。」

『私も。』

足を進めると、ひとらんが外道丸を撫でながら待っていた。









『えっと、大事な事って何かな?』

「二つあるんだ、聞いてくれる?」

『もちろん、そのつもりで来たんだから。』

「よし、じゃあ一つ。俺は、Aが好きだった。」

『うん、私の好きな人の話は聞いているよね。』

「感がいいね。そう、ロボロから聞いたよ。」

「諦めたくなかったけど、それがAの幸せならいいよ。」

『優しいね、ゲドちゃん。』

そういうと、ゲドちゃんが顔を悲しそうにした。

・・・どうしたのかな。









「・・・二つ目を言う前にさ、お願いがあるんだけど。」

『うん、何?』

「頭、撫でさせて。」

『いいよ、親友の願いだもんね。』

そういうと、ゲドちゃんは私の頭を撫で始めた。

「このままいくよ、二つ目はね、俺は兄さんと一緒に遠征に行くことになった。」

『えっ、本当!?』

「うん、本当。」

『い、いつなの?』

「あと一週間後。」

「だからね、Aには外道丸や畑の世話をして欲しいんだ。」

『なるほどね・・・いいよ。』

「うんッ、ありがとうッ・・・」

ゲドちゃんが静かに涙を流した。

気持ちも分かる。大切に育ててきた生物だからね。









『ちゃんと、面倒見るからね。』

「うんッ・・・。」

『ちゃんと、ゲドちゃんも無事で帰って来るんだよ。』

「もちろんだよッ、Aッ!!」

日が沈み始めた空で、沢山の星々は親友の親愛を見守った。

99話 龍神からの贈り物 途中からbr目線→←97話 紫色の先輩後輩の告白



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
設定タグ:我々だ , 実況者 , 裏切り   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

クルカ(プロフ) - masamasa009900さん» 閲覧、ありがとうございます!励みになります!! (2020年4月16日 7時) (レス) id: b24420932e (このIDを非表示/違反報告)
masamasa009900(プロフ) - 最後のエピローグがとても心に残りました!応援しています! (2020年4月16日 1時) (レス) id: 3d3e8aa57a (このIDを非表示/違反報告)
クルカ(プロフ) - ゆきのさん» ありがとうございます!!これからも頑張ります!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: b24420932e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - はぇ〜めっちゃ語彙力ありますね!これからも応援してます!!! (2019年5月2日 14時) (レス) id: 97b7b2cea4 (このIDを非表示/違反報告)
クルカ(プロフ) - イムさんさん» 一回やらせてみたかったんですよねぇ、まぁ現実は・・・「失礼な事、考えてへんよなぁ?」・・・サーセン(← (2019年1月21日 18時) (レス) id: 9c782127cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:クルカ | 作者ホームページ:http:/uranai.nosv.org/u.php/hp/yukanovel01/  
作成日時:2019年1月7日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。