百五十二話 始末するから ページ33
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月狂「ほら、お利口さんのA。俺にその害虫の名前を言ってごらん?」
聞き分けのない子供をあやす様な優しい声に乗せられているのは
「俺が始末するから。」
有り得ない程に物騒な言葉。
でも私には何の事を言っているのかさっぱり分からない。
彼は何に怒っているのか。
誰を害虫と指しているのか。
誰を始末するのか。
A「さ、さっきから何の事を言って……きゃっ!」
私の言葉を遮るように、彼は首筋に当たる、水平だったナイフを縦にした。
月狂「うん。そうだよね。君は覚えてないんだ。」
「だって俺が記憶を消したんだから。」
長い睫毛で縁取られた黒い瞳に映るのは、赤い首輪をつけられた私の首。
月狂「じゃーあ。」
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月狂「玉城來夜って、だあれ?」
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lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ!ありがとうございます!完結まで頑張ります! (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています!!楽しみで仕方なくてドキドキしてます!!これからも更新頑張ってください!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月8日 18時