百四十五話 お母さんの手 ページ26
済木月夜。
済木月狂の二歳年上の兄。
まだ弟が生まれなかった頃は、母さんは、普通の人だった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
父は大手企業会社に務めていたエリートサラリーマン。
母は毎日美味しいご飯を作ってくれた。
いつもニコニコと笑っていて、保育園のお迎えの帰りにはいつも手を繋いで帰っていた。
外で友達と鬼ごっこをしていた俺は、夕陽の光でシルエットと化した人物を視界に入れると、駆け寄っていった。
月夜『ママ！』
母は絶世の美しさを集めたような顔でにっこりと笑った。
母『おかえり。月夜。』
差し出された白い手。
俺はその手をぎゅっと握りしめ、友達へ向かってさよならをいった。
月夜『ばいばい！皆！』
『『ばいばーい！』』
母の手の温もりは、ストーブとかカイロとかよりも暖かくて、俺は大好きだった。
・
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lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ！ありがとうございます！完結まで頑張ります！ (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています！！楽しみで仕方なくてドキドキしてます！！これからも更新頑張ってください！！ (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日名無 りん | 作成日時：2019年6月8日 18時
