百三十三話 朦朧 ページ14
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A「…ん……んん………。」
口内に侵入する彼の舌。
私の舌を絡めて、逃がさないように貪った。
視界が真っ白になってくる。
酸欠で朦朧とする意識の中、彼の唇が漸く離れた。
月狂「あー、美味しい。Aの唾液。俺のも飲ませてあげるよ。」
妖しく笑うと私を組み敷きながら、また口付けをした。
唾液が舌を伝って喉の奥へと押しやられる感覚。
首輪に着いた鎖がジャラリと無機質な音を出した。
いつもよりキツめに付けられた首輪が私の首に更に食いこんだ。
A「…………んっ…んんんっ…。」
月狂「…………………何、何か言いたいの?」
何かを感じ取ったのか、彼は私から顔を話した。
A「………苦しい…。」
月狂「首輪が?」
答えずに、私はゆっくりと、小さく、首を縦に振った。
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lkwisterven - ここまで一気読みしたけどヤンデレ怖い (2019年7月24日 12時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - 瑞貴(siera)さん» わわっ!ありがとうございます!完結まで頑張ります! (2019年6月21日 18時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
瑞貴(siera) - いつも閲覧させてもらっています!!楽しみで仕方なくてドキドキしてます!!これからも更新頑張ってください!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: e176c72e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年6月8日 18時