五十一話 独占 ページ2
怖くて、怖くて仕方ないでしょう?
そうしたら君は無意識に俺に依存するようになる。
きっとそうだよ。
嗚呼、早く見たいなあ…。
視界を遮られた彼女の首筋に、そっと触れてみれば、ビクリと弓の様に身体を動かす。
月狂「ふふっ、可愛いねえ。」
荒々しく彼女の可愛らしい耳を舐めてみれば、どんな菓子よりも甘美な声をあげる。
嗚呼、甘い…甘いよA。
君の身体は糖度が高いね。
月狂「A、口開けて?あーんてして?」
A「………。」
不安なのか、彼女は口を開こうとしない。
そんな彼女の身体を腕で巻き付ける。
まるで蛇の様に巻き付く其の腕は、彼女を捕らえて離さない。
月狂「大丈夫だよ、俺の言う事を聞いていれば、不安になる事なんてなあんにも無いからね?」
赤子をあやす様に、撫でるように耳元で囁けば、警戒の気配は消える。
そうすれば彼女は、俺の指示通りに、口を開いた。
世にも美しい、エルフのようなアルビノの純白な彼女は。
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日名無 りん(プロフ) - シェリーメイさん» シェリーメイさん、いつもありがとうございます^^*緋き妖にも目を通してくれていてとてもとても嬉しい限りです!私も冬は苦手なんですよね笑お守りだなんて…!!私も読者の皆様をお守りに冬も受験も乗り越えます!! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
シェリーメイ - この小説が無かったら私の冬は地獄… (2019年11月23日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
シェリーメイ - 日名無 りんさん» こんばんは!骨の随までシリーズも黒蝶の夜にシリーズも、緋き妖もすごくすごく最高最高!(〃ω〃)最近インフルエンザが流行ってます。私達読者も、日名無りんさんも、体調に気をつけましょ!私は勝手ながらこの小説をお守りにして、苦手な冬を乗り越えます(^^)/ (2019年11月23日 19時) (レス) id: e2657486e4 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - ハルシナさん» こんにちは!初めから見てくれているのですね。嬉しい限りです!いえいえ、天才なんて滅相もないです!笑 うわああ、ありがとうございます!私も読者の皆様が大切なので、体調管理には十分に気をつけてくださいね (2019年11月11日 23時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
ハルシナ - この作品、初めから見てます!作者さん天才だな?いつもドキドキしながら見てますよ!体に気をつけて更新してくださいね?作者さんは、私たちのことを考えて更新してるかもしれないけど、私たち読者は作者さんの体のことを一番に思ってますよ!これからも頑張って! (2019年11月11日 18時) (レス) id: 91b89ed012 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年9月3日 0時