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8 Butterfly ページ8
花屋を出た後も消えてはくれない苛立ち。
嗚呼、下らない。
下らないとは思わないか?『薔薇に嫉妬』するなんて。
Aが『綺麗』だと云うものが俺以外であれば、何であろうと赦せないだなんて。
嗚呼、薔薇なんかよりずっとずっと綺麗なのに。
可愛い、俺の……………
狂夜「A。」
愛しい彼女の名前を呟き、其の彼女が居るであろう己の背後に振り向いたが、そこには何も無かった。
狂夜「……………A?」
居ない。
さっきまで一緒に居た彼女が…。
人の行き交う商店街の辺りを見渡しても、愛しい彼女の姿が何処にもない。
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年10月20日 13時