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依存性3 ページ5

瞼が持ち上がる。それは眠りから覚めた合図だ。

未だ夢現なせいか、視界を独占する天井がぼんやりと映る。

A「………。」

脳が正常に機能しない中、上体を持ち上げようとしたが、どういう訳か其れは叶わなかった。

其れも其の筈。視線を下へと向けてみれば、龍之介の腕が蛇の様に私に絡み付いている。

まるで逃がさぬかの様に。離さぬかのように。

彼の長い睫毛に縁取られた瞳は閉ざされていて、何時もなら一分の隙も見せない雰囲気を纏っているが、今は唯々無防備な寝顔がそこには有る。

A「龍之介、良い夢を観てるかな。」

彼の腕の中へ潜り込み、衣服に顏を埋めてみれば、大好きな香りが鼻孔を擽る。

龍之介の鼓動を聴きながら、彼の香りに包まれている事が、此の上無く幸福だ。

A「………大好き。」

其の刹那、私の身体は更に龍之介の身体に引き寄せられ、呼吸が出来ない程に密着された。

何が起きたのか、視界が暗闇に覆われた私には把握出来るはずも無く。

龍之介「A、起きていたのか。」

龍之介が私を抱き寄せたのだと気付いたのは、彼が声を発してからだ。

A「うん、お早う。龍之介。」

龍之介「ああ、お早う。A。」

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設定タグ:ヤンデレ , 文豪ストレイドッグス , 芥川龍之介   
作品ジャンル:恋愛
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琴葉ちゃま - なんかこれ見てたら私も芥川に依存されたいなあって思いました。あととても面白かったです!続きかいてほしい (2023年2月25日 21時) (レス) @page16 id: cbdf318171 (このIDを非表示/違反報告)
dream(プロフ) - はじめまして!依存してるやつがれ可愛すぎて最高です…! (2023年1月12日 16時) (レス) id: 341cfb323f (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - ア、等々龍と虎が闘うのか。 (2021年1月15日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - もう如何なっても良いや、エイ! (2021年1月15日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - だよな。甘いのは。甘過ぎるのは一寸…だね…。 (2021年1月15日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日名無 りん | 作成日時:2020年2月17日 23時

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