三十二話 答えろ ページ33
この煌びやかなロココ調の部屋でさえ、彼という藝術品を飾り立てる為の額縁程度の役割に感じた。
豪華なシャンデリアの光が彼を照らしている。
………怒った貌も
奇麗。
氷みたいに凍てついた瞳に、私が映し出されている。
月狂「ねえ、Aは最近さあ、一体何を考えているの?」
"答えろ"
その低い声が落下された次の瞬間……。
私の呼吸は苦しくなった。
A「…んっ……んぐ…っ。」
頭を手加減無しに抑えられ、激しく接吻する。
苦しい…。
苦しいよ……。
角度を変えて合わさる唇に徐々に体温が上がってくる。
月狂「ふふっ、苦しい?苦しいなら言ってごらん?Aの頭を独占する俺以外の存在をさあ。」
目を細めて嗤う彼が、私の視界を独占していた。
どうして月狂は怒っているのだろうか。
私が何かいけない事をしてしまったのだろうか…。
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日名無 りん(プロフ) - ふわさん» ありがとうございますっ!!はい、月狂のイメージ画です! (2019年9月27日 15時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
ふわ - このシリーズ大好きです!十四話のイメ画は月狂ですか?? (2019年9月26日 22時) (レス) id: 52abb0a881 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - あ、やばっ「」つけんの忘れてた (2019年8月19日 19時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 日名無 りんさん» 本当の幸せはその者しかわからないぞ。そうか…ならばこの先を行くことだそうすれば君に幸福が現れるであろう。 (2019年8月9日 13時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - lkwistervenさん» 「恨まれるのは…僕も怖いよ。だけどあの悪魔の所にいちゃ、お姉ちゃんは本当に幸せにはなれないんだ。僕はお姉ちゃんが心の底から幸せになって欲しい。その為なら、この僅かな躊躇いも飲み下せるよ。」 (2019年8月8日 16時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年7月23日 23時