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私達は今、広島に修学旅行として来ていた。
今から行くのは平和記念公園、それから原爆ドーム、原爆資料館だ。
ペンキで空を塗ったみたいに青い空を背景に聳え立つ柱剥き出しの原爆ドーム。
今から74年前、このドームの近くに、原子爆弾は落下された。
爆心地から半径2キロメートルの範囲内の建物は全壊、全焼…………。
広島の人口35万人のうち14万人がその年の12月までに亡くなった。
原子爆弾落下後に現れた8000メートルのキノコ雲からは放射線を含んだ雨が降った。
雨にうたれた人達は、急性白血病を引き起こした。
髪は抜け、吐血、血便、寒気等の症状を引き起こし、死に至る。
街を破壊しつくし燃やしつくす恐ろしい原子爆弾。
しかし爆発した時空気中に舞った放射能は上へと上昇し、雨となって人と大地の上に降り注いだ。
そしてこの雨は、何年、何十年も人々を苦しめる事となったのだ。
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年7月4日 23時