二十七話 お前まで俺を ページ27
A「來夜お兄ちゃんが…私を愛してる…?」
彼女の驚愕しきった表情には、微かに拒絶の色が混じっていた。
その表情だけで、彼女の答えはもう分かってしまった。
生まれてからずっと見てきたその顔。
彼女の心理を読み解くくらい、どうって事なかった。
來夜「お前まで俺を拒絶するのか…?」
そうか…。
君も彼奴等と同じなのかな。
俺を、鬱陶しいって睨むのかな。
でもそんなの、もう君に関係ない。
來夜「Aのお家は、今日からここなんだよ?」
Aのさらさらで艶やかな髪を撫でながら、俺はそう言った。
A「ねえお兄ちゃん…っ。ごめんなさいっ……。これを外してよっっ。ごめんなさいっ。私が悪かったから…。」
ジタバタと彼女は必死で動くが縄が余計食い込むだけで、何も変わりはしなかった。
俺の大好きな、大きな瞳に、涙が滲んだ。
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メロンパン - やべっ、怖いけど、おもろいが勝つわ。止まんないですわ。 (2020年12月9日 16時) (レス) id: 0e27099bf0 (このIDを非表示/違反報告)
lkwisterven - 新しいの見っけ☆←オrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr (2019年8月24日 9時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日名無 りん | 作成日時:2019年5月16日 23時