二十八羽目 ページ29
重たい瞼を持ち上げると、ぼんやりとしていた脳が徐々に覚醒していった。
A「う…うぅ……。」
ズキズキと痛む頭を抑えながら、私は今の状況を把握しようとした。
…ジャラ
A「＿＿え？」
耳元で鳴る、無機質な金属音。
私の両手首に繋がれた…手錠。
A「何…これ……。」
私は今自分が居るこの空間を見渡した。
窓の無い純白で統一された壁一面にある黒い蝶の標本……。
A「ここどこ…？」
知らない。
私はここが何処だか知らない…。
まだ少しぼんやりとしている記憶を探ってみる。
そうだ…。
私、お兄ちゃんとお茶してて……。
……お兄ちゃん？
そうだ、お兄ちゃん…！
A「お兄ちゃん！お兄ちゃん！」
お兄ちゃん助けて……。
A「お兄ちゃん！何処にいるの！？」
A「お兄ちゃん！」
しかし、何度叫んでもその声はこの不気味な空間に溶けるだけだった。
A「……ｸﾞｽｯ…お兄ちゃん…。」
溢れ出る涙が床に水溜まりを作ってゆく。
「そんなに泣いて、どうしたの?」
不気味な空間に
私の求めていた声は落下された。
「おはよう、可愛いA。」
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日名無 りん(プロフ) - まくすうぇるさん» 美形家族の女の子…良いですよね……！もうバリバリ守っちゃってください！笑 (2019年12月28日 0時) (
レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 日名無 りんさん» そんな美形家族に女の子がいたらぜひともお近づきになりたい(心が綺麗なら)。でもって近づく男を牽制したい・・・！ (2019年12月26日 3時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - まくすうぇるさん» 羨ましいですよね美形家族…！ (2019年12月26日 0時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - 美形家族っすね (2019年12月25日 1時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - シェリーメイさん» ありがとうございます！！！今後ともよろしくお願いします！ (2019年10月4日 19時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日名無 りん | 作成日時：2018年12月31日 11時
