骨の髄まで愛してるーヤンデレ彼氏の行き過ぎた愛ー

一話 平和に潜む影 ページ3

柔らかな光が差し込むまどろみの中、アラームの音がして私はゆっくりと起き上がる。

時刻は7:00

私は大きなあくびをしてベッドから降りた。
パジャマを脱ぎハンガーに掛かっている制服を着始める。

姿見に映る自分を一度見る。


よし！A！今日もいざ出陣！



階段をトタトタと降りると弟のミツルが玩具を右手で握りながら口の周りに牛乳がついた顔で勢いよく走ってきた。


ミツル「ねーね！おはよー！」


と私のスカートをギュッと掴んだ。

「おはよ。ミツル」



ミツルの柔らかいサラサラの髪を撫でる




リビングに行くと、ちょうど朝食が出来上がっていた。
トーストにイチゴジャムを付けてかぶりつく。
サクサクのパンにジャムの甘酸っぱさが絶妙なバランスを作っている。




ああ、幸せだなあ……





するとどこからかバイブ音がした。
私はテーブルに置いてあるスマホを取り上げると1件の通知メッセージを見た。



『おはよー。今はひょっとして朝ごはん中かな？』


そのメッセージを見た私は思わず唇の端が上がった。


私の大好きな人からのメッセージだった。

二話 生意気な同級生→←登場人物

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す