勘違いのおっちょこちょい

No.17 ページ17

小「おさまった？笑」


「おかげさまで……」



10分と少しで鼻血は止まった

鼻血はね？鼻血は。


しかしここでまた１つ問題が発生


小「まっさか、初対面で鼻血出されるとは……
なぁ？流星」


藤「おん………(笑)」



小瀧くんと藤井くんへの私の第一印象が完全に鼻血になった件である


そして今だに2人を前にしておさまらない
この！気持ち！！！

焦る私をニヤニヤと見つめる3人



「(ちょ、誰か助けて)」


重「(ファ)」 神「(イ)」鈴「(ト)」


ここでの妙な団結力！さすがいつメン！

ってそうじゃねぇだろ！無理！助けろや！


小「名前、なんて言うん？
ちなみに俺は小瀧望で、こっちが藤井流星！」


存じております。いつも麗しい絡み誠に感謝申し上げます。


小「んで〜〜、鼻血ちゃんの名前は？笑」


HA NA JI CHA N



「………花野です」


小「花野なにちゃん？」


いや、流石に名前まで知っていただくのは……


重「Aやで」



っておいーーーー重岡くぅぅん！！！！


なに余計なことしてくれちゃってんの？？


小「んじゃ、はなちゃんって呼ぼうかな？
それでもええ？」


はい(即決)


「(黙って頷く)」



小「あれ、てかはなちゃんって高校どこ？」


神「俺らと同じやで。」

鈴「ちなみに同じクラス」


小「やんな！どっかで見たことあるおもたわ！」


え〜〜認知されてるぅ〜〜
それはそれで無理〜〜〜〜


勝手に1人で荒れていると


藤「……これ、食う？」


ようやく喋り出した藤井くんが、鈴ちゃんに向けてカステラを渡した


鈴「えっ、今？笑 好きやけども。笑」


ありがとうと笑ってカステラを受け取る鈴ちゃん


重「え〜〜！流星俺には〜〜？？？」


藤「ない。」


重「用意せぇや！しかもちゃっかり鈴の大好物渡しやがって！！」


ムキー！！なんて小学5年生並みにうるさい重岡


神「しーげ。うるさいってば笑」








はぁ、なにはともあれ重岡のおかげでやっと話題逸れてくれたよ……







見つからないようにため息をホッと吐いた

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