キヨ《大事な人》 ページ47
キヨside
なんか台詞多いですごめんなさい
何度となくふざけ合い、
何度となく笑い合い、
何度となく喧嘩した。
どんな時でも俺のそばにいてくれた。
大事な大事な幼馴染で、親友。
笑顔が素敵で、みんなから愛されてたな。
「ちょっと、キヨー？どうした、らしくないよ」
「えっ？……あ、あぁ……」
俺は彼女に笑いかける。
それに応えるように、彼女も小さく微笑んだ。
「……あ、そうだ。Aの好きなお菓子、買ってきたぞ。これ買うの大変だったんだからな」
そう言って、彼女の傍らに甘い香りの漂う箱を置いた。俺がその箱を開けると、甘い香りがより一層強くなる。中に入っているのは、真っ白なケーキに赤いイチゴが乗ったショートケーキだ。
「すごい、美味しそう！本当によく買えたねぇ」
「だろ？感謝しろよ」
本当は、Aの喜ぶ顔が見たくて買った。
別に感謝なんていらない。
彼女が喜んでくれれば、それで十分だ。
「そういえば、ちゃんと会うのって久しぶりだね？最近どうよ？」
親戚のおじさんみたいな問いに苦笑してしまう。
でも俺はすぐに答えた。
「そうだなぁ。最近だとな、動画の企画でビリビリグッズやってさぁ、ヒラとかすげぇ当たるの、あいつ」
「えぇ、ヒラが？あー、でもなんかわかる気がする。……そうだ、野菜は克服出来た？」
それは聞かない約束だろ……
思わず眉をひそめてしまう。
「あー、野菜は随分前に企画でやったけど……ま、克服出来たっちゃ出来たかな。前よりは進歩したよ」
「へー？じゃあ今度野菜たっぷりサラダ作ってあげるね！」
「そりゃ勘弁してくれよ……」
苦笑してしまうが、Aが作るなら食べられる気がする。って、なんか俺気持ち悪い？
「はぁ、またキヨと一緒に遊びたいなぁ」
「……そうだな」
「ゲームしたりさ、後は遊園地にも行きたいな！まぁ、お化け屋敷だけはパスだけど」
「お前本当にお化け屋敷無理だよな」
こいつ、昔っから変わってない。
活発で男勝りなところもあるけど、本当は繊細で優しい。あと怖いものに弱い。虫もダメだった気がする。
「だって、怖いんだもん。でも、キヨと一緒なら大丈夫かもしれない」
「そうか。じゃあ今度行くか」
俺が話しかけた目の前のAは、横たわって目を瞑っている。
妄想も、ここらでおしまいか。
俺にとって大事な人。
その人はきっと、もう目を覚まさない。
キヨ《大事な人》
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まりな - すごく面白かったです！ ネタなんですが、お互いがお互いを助けようとして過去に戻り、すれ違う。的なお話が個人的には面白そうだなぁと、思っています！ できればキヨさん推しなのでキヨさんがいいです！←めっちゃ失礼してる気がする。… 長文失礼しました！ (2019年9月17日 22時) (
レス) id: 09dc9c6a8c (このIDを非表示/違反報告)
緋奈香 - みねさん» 本当にありがとうございます…！こーすけさんのネタ切れが激しかったのでマジで助かりました！ありがとうございます！書き方クッソ下手ですけど許してください)^o^( (2019年7月16日 22時) (レス) id: 6b4203fd69 (このIDを非表示/違反報告)
みね(プロフ) - 緋奈香さん» どうぞどうぞ！むしろうちの案は作者様のものとして扱って下さいな笑 (2019年7月16日 21時) (レス) id: 214adefcf9 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈香(プロフ) - みねさん» なるほど！めっちゃいいですね、そのネタお借りします(^^) (2019年7月16日 21時) (レス) id: 2a8fba13b5 (このIDを非表示/違反報告)
みね(プロフ) - こーすけと一緒にバイキングに行ってみた 的な？やつです笑 どっちが多く食べれるかなど競ったり〜みたいなって思ってます！ (2019年7月16日 6時) (レス) id: 214adefcf9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋奈香 | 作成日時：2019年7月12日 16時
