五条悟は庵ちゃんが気に入らない

Ｃチーム ページ16

五条＆庵


五「あー、最悪。なんで俺がこいつと……」


『いつまで言ってるんです？同じことばかり繰り返している様はさながらオウムですね。』


2人はまだ喧嘩をしていた。



五条が嫌味を零してはAが煽っての繰り返し。



任務は勿論終わっていない。



五「さっさと帰りてーから呪霊見つけろ」


五条はそう言い捨てるとベンチに座ってスマホをいじり出した。


『何をしてるんです？いつからナマケモノになったのですか？ほらほら、木登りの時間ですよ〜！』


五「てめぇ。マジでいい加減にし＿ｯ!」



〈ァァァｯﾜﾀｧｼィニィｶﾞｼﾃｪ!!〉


『あら、報告では2級と聞いたのですが……おそらく1級近くありますね。』


五「なんだ？ビビってチビったか？報告書に書いといてやるよww」


『ふふ、うるせぇですよ？黙れください。』


〈ﾂﾞｷﾞぃｱﾀﾞｼﾞノﾊﾞﾝﾝﾝｯｯ!!!!〉


『貴方もうるさいですね。少し静かにしていただけませんか？』


ｻﾞｼｭｯ


五「は、お前何して……」


急に自身の腕をカッターで切りつけ血を垂れ流すAを見て唖然とする。


『糸血(しけつ)』



止めどなく流れていた血は糸状に細くなり呪霊を切りつける。


細々にされた呪霊は無慈悲に地面へ転がり落ちた。もう元の面影もない。


五(自身の血に呪力を込めて操る術式か……1級の呪霊が豆腐みてぇに切れたってことはかなり強度がある。)


五「何が糸血(しけつ)だよ。止血できてねーじゃん。」


『なんだか急に寒くなりましたね……酷い悪寒がします。』


五「一応心配してやったのにお前ほんと可愛くないな。」


『心配？頼んでいません。というか貴方何しに来たんです？呪霊祓ってないじゃないですか』


五「ご指導ご鞭撻だよ。呪霊を祓いに来たわけじゃねえ。」


『五条さんが腰を抜かして立てなかったと報告書に記載しておきますね。』


五「んなことしてみろ。病院送りにしてやる。」


『まぁ、大変。』


そんなやり取りをしている間にもAの腕からは血が溢れ出ている。


五「……おい。」


『なんです？報告書の内容は＿＿＿』


五「腕見せろ」


『え、？』


五「早く」


『な、なんです急に。』

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きり悪いけどA視点で書きたいので次行きます

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