僕たちを忘れていく君に。2 (ページ39)

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Story.87 ページ39

「許可、おりたで。」

そう、Aから連絡があったのは数十分後。

よかった。

これで、Aのことを守れる、そう思った。

永瀬「よかった。一安心やわ。やっぱお前のこと一人で置いとくん不安やったから。」

「心配症やなー。笑」

って、なに言っとんねん俺！

なに恥ずいこと堂々と言っとんねん！

永瀬「ち、ちゃうわ！」

「笑」

即否定したけど、笑われた。

まあ、あいつが笑ってくれるんならええか。

あっ、そういや、

永瀬「今なにわ男子みんなで東京来とるんやっけ？」

「えっと、うん。」

少し考えとったのが、気になった。

けど、思い出せたんやな。

永瀬「なら俺らキンプリと会わへん？」

「あー、ちょっと待ってな。」

ここからは、電話越しにうっすら聞こえた話。

「みんな、この後予定ある？」

西畑「俺はないけどどしたん？」

「廉に連絡したら、キンプリのみんなと会わへんかって。」

藤原「あー、ちょ、電話代わって？」

そして、丈くんに電話が代わった。

藤原「もしもし廉？」

永瀬「あっ、丈くんお疲れ様です。」

藤原「お疲れ。Aから聞いたけど、キンプリみんな来るん？」

永瀬「Aが来るとなったら全員来るって言うと思いますよ。」

藤原「病気のこと、話したん？」

永瀬「いや、まだ。会うならそのとき話そうかなって。東京に来るなら、知っとってもらったほうが…藤原「いや、それなら大丈夫。」」