Story.6 ページ6
「紫耀お待た………えっ？！」
なんと、そこには優太もいた。
「ごめん。」
「なんでよ。」
「どうしてもAと岸に仲良くなってもらいたかった。」
きっと、紫耀なりに考えてくれたことなんだと思う。
けど、
「………最低。」
「やっぱ俺帰ろうか？」
「岸、」
「七海さんに迷惑でしょ？」
「いや、帰んなくていい。Aと岸にはどうしても仲良くなってもらいたいんだよ！」
その紫耀の言葉は、心に響いた。
私のしてることは、間違っているのだろうか。
「………ごめん、やっぱ帰る。」
「おいA！」
「これ以上辛い思いしたくないの！」
「辛い思い？」
「岸くんには関係ない。」
岸くん、そう呼ぶのに、抵抗があった。
優太は私の好きな人で、Aって何度も呼んでくれて、いつも隣にいてくれて。
そんな優太と、また元の関係に戻りたい、そう思ってる。
けど、辛い思いはしたくない。
って、矛盾してるな。
「A、頼む、1日だけでいいから。」
「平野、別にいいって、」
「よくねえんだよ！俺がよくない！」
「紫耀。」
「Aと岸に仲良くなってもらいたいんだよ！結末がわかってるんだから、せめてそれぐらいさ
せろよ！A！」
紫耀は昔からずっと、私のことを好きでいてくれる。
けど、紫耀の恋は報われない。
私のせいで。
「………いいよ。」
「「えっ？」」
「岸くんと仲良くなるよ。私にはそれぐらいしかできないから。」
「A………。」
きっと、私はまた優太のことを好きになる。
けど、仕方がない。
だって、好きになる運命だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
