Story.44 ページ44
「ごめん、お待たせ！」
平野との話が終わったのか、俺の元へ来たA。
「どうだった？」
「………優太。」
「ん？なに？」
「これからはさ、私と優太と紫耀の3人で行動しよう。」
「えっ、なんで？」
「………なんかさ、紫耀が私に酷いことするらしくてさ。」
「酷いこと？」
「うん。だから常に一緒に行動して、それを止めたい。ダメ、かな？」
平野と俺はライバルだ。
ライバルと一緒に行動してもいいのだろうか。
けど、そう思ったのも一瞬で、
「その顔、反則。」
「えっ？」
「そんな顔されたら断れないじゃんか。」
「えっ、てことは、」
「うん。いいよ。」
「本当に？ありがとう！」
だから、その顔も反則だって。
そう言いたかったけど、それは心にしまっておいた。
「じゃ、明日の朝家集合ね？」
「おう。」
「じゃあ、また明日。」
「………A待って！」
「ん？なに？」
「もうちょっと一緒にいたい、な。」
勇気を出して、そう俺は言った。
「うん。私も。じゃあさ、もうしばらく家いる？」
「う、うん。」
Aを独り占め出来るのも今日までだ。
だから、それまでは独り占めしたいな。
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
