Story.16 ページ16
「A？」
偶然、Aと平野が喧嘩しているのを見てしまった。
内容はよくわからなかったけど、あの平野が怒るとは思わなかった。
「優太………？」
「平野と喧嘩？」
「………うん。」
「言いたくないかもだけど、なんで？」
「………一度は賛成してくれたことを、もう無理だって。」
多分、俺には言えない内容なのだろう。
だから詳細を教えてくれなかったのだろう。
やっぱり、俺が平野に勝つことは無理なのかな。
「………仲直りできそう？」
「………私、紫耀に幼馴染やめるって言っちゃった………。」
そう言い、また涙を流すA。
「………大丈夫だよ。」
「えっ？」
「平野、あんなにAのこと大好きなんだよ？すぐ許してくれるんじゃね？」
「………そう、だといいね。けど、私が許せない。」
「えっ？」
「私が紫耀のこと許せない。」
平野がなにをしたかは知らない、許せないということは、よっぽど酷いことをしたのだろう。
平野の話を聞かなきゃわからないけど、好きな人の味方でいたかった。
「………そっか。」
「優太は私の味方でいてくれるの？」
「うん。」
「ありがとう。」
好きな人に感謝されることが、こんなにも嬉しいものだと初めて知った。
そして、どんどんAを好きになっていく自分がいた。
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
