Story.11 ページ11
「紫耀！」
「A。」
これからAとデートだ。
けど、さっきのことが気になっていて、あまりて元気がなかった。
「どうしたの？なんかあった？」
そんな俺の様子に会ってすぐ気づくA。
「………別に。」
「嘘つかないで。なにがあったの？」
答えてもいいのだろうか。
いや、直接聞いたほうがいい。
「………今日、またAの友達が来たよ。」
「えっ？」
「やっぱ引っ越しは勘違いだったんだね。その人がAに伝えておいてほしいことがあるって言
ってた。」
「伝えてほしいこと？」
「辛いだろうけど、なにかあったらいつでも言えって。辛いことってなに？」
そう、はっきり聞いた。
けど、不安でいっぱいだった。
「辛いことなんてないよ。私、幸せだよ。」
「………。」
「紫耀と出会えて、紫耀の彼女になれて。すっごく幸せ。だから辛いことなんてない。」
「けど、その人が、」
「じゃあ正直なこと言おっか？」
「正直なこと？」
「私ね、親に紫耀と付き合うの反対されてるの。」
「えっ？」
「一流企業に勤めているエリートと結婚しろって。」
「………。」
ショックだった。
確かに俺は、一流企業に勤めているエリートじゃない。
やっぱり俺は、Aに釣り合わないのだろうか。
「けど、私は紫耀と別れるつもりはないよ。」
「A、」
「辛いことって、そういうこと。その友達は親に反対されてること知ってるから。」
俺と別れるつもりはない、そう言ってくれて嬉しかった。
「………本当に俺でいいの？」
「うん。紫耀がいい。」
「A………。」
「さ、行こ？」
「うん。」
俺はなにがあってもAの側にいる、
そう決めた出来事だった。
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なお(プロフ) - 全然ヒント分かりませんでした。続編読みたいです!!お願いします (2019年6月15日 12時) (
レス) id: c8fc833702 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - 一つもヒント気づきませんでした笑続編気になります！是非お願いします！ (2019年6月13日 23時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - itoshi07smileさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月24日 21時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
itoshi07smile(プロフ) - このお話、先がめちゃくちゃ気になります！笑笑 更新、頑張ってください！応援してます！ (2019年4月23日 23時) (レス) id: 70093e49e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年4月9日 21時
