49話。 ページ2
ー放課後ー
A『雨降ってきちゃいましたね…私傘持ってきてないんですよ…』
真弥「乗せて帰ろうか?」
A『それも良いですね…ん?』
真弥「如何かした?」
A『今メールで傘持ってきてくれるそうなので歩いて帰ります』
真弥「遠慮しなくてもいいんだよ?」
A『いえ、夕飯の買って帰るので良いんですよ』
瑠璃「じゃあ私は迎えが来たからこれで」
真弥「ばいばーい」
A『また明日〜』
真弥「さて私も帰るか…」
A『ばいばい』
真弥「また明日!」
A『はい』
真弥さんを見送ったあと靴箱まで行くと人集りが出来ていた
A『?』
真弥「あ、A」
A『なんですかこれ?』
瑠璃「さぁ…分からないわ…」
「是非私と!」
「いいえ!妾と外食に!」
「私ですよね!!!」
真弥「何だか争ってるみたいだけど」
瑠璃「本当に何なの…?」
A『でもこれじゃあ外に出れませんね〜』
真弥「そうだね」
すると人混みから聞き覚えのある声がした
太宰「だーかーらー!私は迎えに来ただけで君達と遊びには行けないの!!!やったら怒られる所じゃ済まないんだから!」
A『(ㆁᴗㆁ)』
真弥「…A?」
A『太宰さん…』
瑠璃「え、知り合いなの?」
A『知り合いも何も…あの人は私の迎えです…』
真弥「…え?」
瑠璃「…ん?」
真弥/瑠璃「「迎え!?あの人がAの!?!」」
その時Aと云う単語に反応したのか太宰さんが勢いよく此方を向き私を見つけて嬉しそうな顔をして近付いて来る
太宰「Aーっ!」
同時に周りの取り巻きも此方を向く
A『ぴっ:(´◦ω◦`):』
太宰「私Aを探していたのだよ?せめて教室が何組で何処にあるのか位教えておいてくれないと辿り着けないじゃないか。此処無駄に広いんだから」
A『すみません…』
太宰さんの後ろでコソコソ云っているのが聞こえる
「あの子が?」
「如何して私よりあんな子を…」
こんな時に異能力を捨てたくなる
虎は耳が良い
そして虎眼は視程が広い
口の動きで誰が何を云ったかなんて直ぐに分かる。
A『もう、疲れました。帰りましょう』
太宰「うん!あ、一寸待って」
太宰さんが殺気を漂わせながら後ろの集団の方を向く
A『?』
太宰「君達…これ以上Aに云ってご覧?親ごとこの世から抹消するよ?(黒笑)」
「「「「ひっ…」」」」
A『太宰…さん』
太宰「さ、帰ろうか?」
A『…はい』
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もったん☆(プロフ) - 話が出来次第パスワードを無くすのでそれまで待ってて下さい(汗)ご感想ありがとうございます! (2018年11月8日 20時) (レス) id: c140e273f3 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈 - 面白かったです!パスワード教えてください! (2018年11月8日 20時) (レス) id: dd34fb9e9d (このIDを非表示/違反報告)
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