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#15 ページ16

グルッペンside


Aが手の治療をしに行って1人になった室内には清掃を担当する兵士達が肉片を掃除しに来ていた。


gr「何故こんなにもバラバラに…」


そう呟いて数秒後、扉をノックする者がいた。


gr「入れ」


em「失礼します」


エーミールは清掃員とすれ違いで部屋に入った。


em「…英雄さんのことです」

gr「…そうか。続けろ」


俺が促すとエーミールは話し始める。



em「少々言いにくいお話なのですが、

フューラー家は洗脳と過酷な訓練によって理想の英雄を作り上げたのです。

ご存知でしたか?」


gr「噂程度には知っていた」



em「それは言葉にするのも痛々しい程の物ばかりだったようです。

貧困し、荒れた街に住む孤児を攫っては繰り返していたようです。


__適合者を見つけるために」


これにより命を落とした子供も多い、エーミールはそう言った。


革命を起こすためとはいえ、子供の命を無駄にするのは俺でも気が引ける。



em「そこで適合したのがあの英雄さんなんですね。

洗脳に完璧と言って良いほど綺麗にかかり、
過酷な訓練も生きて乗り越えた」



少々現実離れしていて、御伽話のように聞こえてしまう。



em「研究者の日記にはまだ続きがありました」


gr「どんな内容だ」



em「最後のページは血液が飛んでいて読めない部分が多いんです」


そう言ってエーミールが俺に見せた冊子の見開きのページは血で染まっていた。



gr「たしかに読めないな。これは」


em「はい。今大学の教授とも協力して文字を消さずに血を消して、解読をしようとしています。


もう少し、お待ち下さい」


いくらでも待つ、そう伝えた瞬間扉が開いた。


ノックをしないとは…

コネシマか?




『すみません…お話中でしたか…』


扉から顔を出したのはAだった。


この話はAに負担をかける可能性がある。


俺は目でエーミールにそう伝えると、

エーミールもそれを察したのか一礼して部屋を出て行った。



『お邪魔してしまいましたね』


gr「いや、大丈夫だ。いつでも出来る話だ」


そう伝えるとAは顔を緩めた。



こいつはいつも俺に怯えた顔を見せる。

フューラー家には相当、悪い思い出しかないのだろう。


gr「…そんなに怯えるな。なにも怒鳴ったりはしない」


『難しいですね…』

Aはそう言ってまた顔に緊張を持たせた。


お前の中にいる、生意気なアイツは一体誰なんだ?



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ひゅう(プロフ) - やば、めちゃくちゃ面白いです!これからもがんばってください! (6月9日 20時) (レス) id: 11002cd545 (このIDを非表示/違反報告)
竹介太郎(プロフ) - この小説最高っす…面白すぎてヤバイ()更新頑張ってくだせぃ(ロ)ゞ (6月7日 18時) (レス) id: 48891dbb4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新されてる!?ヤッタァ!この後の展開どうなっちゃうのー!← 相変わらず小説作るのうまいっすね神っすね← (5月16日 18時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)
さささ(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます! (5月16日 9時) (レス) id: 328f3541a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 見返したんですけど結局神でした!はい、いや別に一回一回見るたびにコメントしなくてもいいかもしれないけどなんかすげぇ!ってなってここにかきたくなるんですよねw多分神だからだと思う!更新頑張ってください!またまた言いますけど応援します! (5月11日 13時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さささ | 作成日時:2020年3月29日 10時

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