#11 ページ12
gr「お前を最前線に立たせないと約束しよう」
総統室に呼び出され、今度は何の話だと身構えて行ったところ、嬉しいお知らせだった。
チーノさん…！ありがとうございます！
gr「その代わり俺の側に立っていろ。俺の用心棒だ」
『結局そういう類の仕事なんですね…』
さっきの喜びは何処へやら…
泣いていいなら泣きたいですほんと…
gr「では書類仕事でも手伝うか？」
そう言われて見せられたのは恐ろしい文量の紙。
『ひえぇ〜…用心棒の方がマシかもしれませんね…』
戦線よりはずっとマシだ。そう思いたい。
『用心棒、って具体的には何をするんですか？』
gr「俺の命を守るんだゾ」
な、なるほど。
自分でナイフは振れなくても肉壁になることくらいは出来るかな…。
『…俺を戦線に行かせたいのならアレをしたら良かったじゃないですか』
何故自分でこのような事を口走っているのかは分からない。
自分の身を危険に晒しかねない事を言ってしまった。
gr「アレ、というのは？」
『フューラー様も使えるんですよね？俺を操る何かを』
フューラー様は驚いていた。
俺は何か変な事を言っただろうか…。
gr「お前、自分の意識の中で闘っているのでは無いのか？」
『いえ…意識は無くなります』
gr「…ふむ。興味深い。その話詳しく＿＿」
ﾌﾞ-ｯ!ﾌﾞ-ｯ!!ﾌﾞ-ｯ!!!
フューラー様の言葉を遮るようにサイレンが城中で鳴り響いた。
gr「何があった、ロボロ」
…フューラー様が黙った。
恐らくインカムに通信が入っているのだろう。
そう言えばインカム貰い忘れてたなぁ…。
gr「…A、城に侵入者だ」
『え"!?俺行けませんからね…!?』
gr「行く必要はない。お前はここにいろ」
冷静に構えているフューラー様を見て
俺も冷静になる。
フューラー様の前に立ち、扉を見つめる。
手の汗が止まらない…
本物の敵には起きてから初めて対面する。
怖いなぁ。
『フューラー様、命令するなら今の内にしておいた方が良いかと…』
gr「その時が来たらそうする」
この人は何故こんなに余裕が…。
俺とは大違いだ。
gr「…A、通信が入った。敵は集団だったようだ。1人、兵士を抜けてこの部屋に向かってきている」
いつも乗り込む側だったから迎え撃つのは中々緊張する。
フューラー様を守るには攻撃は避けずに受け止めて流さなければ。
gr「来るぞ」
その声の数秒後、総統室の扉が開けられた。
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ーーー - 面白いです!！ (3月6日 23時) (
レス) @page32 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
我々軍 副隊長 - チーノさん推しなんで、最高です！！これからも頑張ってください。受験も頑張ってください！ (2022年6月2日 13時) (レス) @page32 id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
ひゅう(プロフ) - やば、めちゃくちゃ面白いです！これからもがんばってください！ (2020年6月9日 20時) (レス) id: 11002cd545 (このIDを非表示/違反報告)
竹介太郎(プロフ) - この小説最高っす…面白すぎてヤバイ()更新頑張ってくだせぃ(ロ)ゞ (2020年6月7日 18時) (レス) id: 48891dbb4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新されてる！？ヤッタァ！この後の展開どうなっちゃうのー！← 相変わらず小説作るのうまいっすね神っすね← (2020年5月16日 18時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さささ | 作成日時：2020年3月29日 10時
