【ωrωrd】元・世界最重要指名手配犯【男主】

#71 ページ33

コネシマside



kn「なぁ、Aって勝手に部屋入られたら怒るん？」


Aならすぐ起きるやろ思って
面会には行かないつもりやったけど…

なかなか起きんから心配で来てもうたな。



kn「まぁ、怒るって返されてももう入ったんやけどな！アッハッハ！」



俺の笑い声が響いた。



kn「お前毒入った煙草吸ってたやろ？


あれ、俺も吸えるんちゃうかな〜って思って、お前の部屋勝手に漁っていっちゃん弱いやつ吸ってみたんやわ」



ちゃんと部屋元に戻したから安心してな？と付け足す。




kn「あれめちゃくちゃ甘いな！ホンマに毒入ってんのか！ってレベルやったぞ！

でも指先が少〜しだけ痺れたからね。しっかり毒は入ってたんだねうん」



腕を組み、思い出す。


ゾムには止められたけど、無理矢理吸って…
手、痺れたなぁ…


弱かったから30分くらいして治ったから良かったんやけどな。



kn「お前の部屋に弱いの5本あったやんか。

3本目吸ったくらいで急に身体が慣れた感じがしてん。


残り2本は何の異常も無くスパスパ吸えたで！」



Aには慣れるのに平均何本必要か、等の話は聞いていないからこれが遅いのか速いのかは分からない。



kn「でも次の強さのやつ吸ったらめちゃくちゃヤバかったわ…急にレベル上げ過ぎちゃう？」



調子に乗って吸ったら手が痺れるどころか痙攣してしまったのを思い出す。

いや〜キツかった。



kn「お前居らんとあの煙草の作り方分からへんねん。

はよ起きて俺用にもうちょい弱いやつ作ってくれへんか？」


ここまでかなり1人で喋っていたが、不思議と寂しくはなかった。

コイツなら聞いてくれてる気がする。



kn「無言はYESと受け取るで俺は！

じゃあな！気向いたらまた来るわ！」



俺は集中治療室をあとにする。



俺の気が向くよりもはよ回復してくれるのが1番ええな。



今度はちゃんと返事するお前と話がしたいわ。






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