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129 隠 ページ42

ーー貴方sideーー



貴「はぁ…」





その後猫に追いかけ回された俺達は、逃げ回って逃げ回ってやっとの思いで猫の匂いのしない路地裏に隠れた



ずっと町田を抱えてたのを後ろに下ろし、街の様子を見る


猫に注意しつつ、歩く奴らを見てももうどれが人間でどれが動物なのかよく分からない




貴「厄介だな…」




なんでこんなことに巻き込まれてんだ





町「も、申し訳にゃい…」




後ろから聞こえた声は細々と小さい




貴「町田さん、アンタ本当に猫に何したん…」




心当たりは無いのか聞こうと思い、後ろをむく




…え、アレ、町田サン?






町「でも僕にも全然心当たりがなくて…」



とかごにょごにょ喋る猫人間が一匹後ろに座っていた


手は猫の手、顔からはヒゲが左右四本ずつ

足も…猫の足



辛うじて人間を保っていた





貴「ま、町…田、さん?」


町「ん?」




町田と思わしきその猫が俺の視線に気付いて自分の体をまじまじと見る





町「にゃ、にゃんじゃこりゃぁぁあ!!!!」













_______時同じくして




ーー銀時sideーー



白い少女を抱え走る




神「ほあちゃぁあ!!!」




神楽が目の前の敵を傘で倒す



が、なお襲ってくる猫達





歌舞伎町ってこんなに猫いたの?え?





新「キリがない…!
とりあえずどこかに身を隠しましょう!銀さん!!」


銀「そうは言ったって…」





至る所に猫の目が光る





こんな時Aがいてくれたら、猫の匂いがしない場所が分かっていたのに




そんなことを考えつつ、少女を抱えながら猫達を往なす



そんな時後ろでパタッと音がする



何かが落ちたような音



神「…ねぇ銀ちゃん」




その後に足下から神楽の声がする




神「なんか傘持てなくなったアル
…ていうか銀ちゃん…新八ィ…
お前ら急にでかくなったアルか…?」



声のするほうを見ると、うっすらピンクで目が青い小さな兎が冷や汗をかきながら横を必死に走っていた


銀「え」


新「え」



銀「え、まって
神楽ちゃん?どこ行っちゃったの神楽ちゃん?」


新「あれ、銀さん…
神楽ちゃんどっかで転けた?置いてきちゃいましたよ神楽ちゃん」


神「何言ってるネ、ダメガネ
ワタシが神楽アル」
















銀/新「「エエェェェェェエエ!?!?」」

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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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