119 咲 ページ32
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足の力が抜けて前に倒れそうになった俺の下に神楽と新八が滑り込んで支えてくれる
その後、すぐ銀時も駆け寄ってきた
神「大丈夫アルカ!?」
新「しっかり…!」
貴「うん…
ごめん、足に力入んなくなっただけ…」
銀「いや、顔面蒼白だけど」
貴「へい、き」
俺が近くにいるのは怖いだろうと思って、新八と神楽のの肩を押して離れようとしたが
新「キツイならもたれていいですよ!
ていうかもたれてください!!支えれますから!」
神「そうアル!!
顔色悪いし、怪我もしてるし…」
貴「え…」
銀「お、警察上がってくる足音がすんな
めんどくさい奴が来る前にさっさと帰りたいけど、帰れるか?
おぶっても揺れが気持ち悪いなら…」
え
帰るって
貴「万事屋に…?」
神「当たり前ネ」
新「何言ってんですか!」
銀「逆にどこに帰るんだよ」
貴「え、だって、見てただろ…?
銀時はともかくお前ら、怖くないの…?」
神楽と新八が目を合わせてから、ふっと笑う
神「怖いわけないアル」
新「Aさんが怒った理由も分かってるし、Aさんを恐れるには、僕らAさんの優しい部分を知りすぎてますから」
銀時がニヤッと笑う
銀「そういう事だな」
なるほど、銀時と万事屋やってるだけあるな
貴「……お前ら、変な奴だなぁ…」
銀/神/新「「「 !! 」」」
力が抜けたように笑うと、少し驚いた顔をした3人
そこに丁度ケーサツが突入してくる
銀「お、うわ、黒いヤツらだぞ」
新「あ、でも沖田さん達は居ないんで、他の隊じゃないですか?」
神「さっさとずらかるに越したことはないネ」
銀「よし、A!抱っこされたくなかったら背中乗れ!!」
貴「…」
大人しく銀時の肩を掴む
茨「あのっ、ありがとうございました
…万事屋さん」
ふっ、と茨が笑う
なんだ、ちゃんと笑えんだな、なんて思いながら、銀時に体を預ける
貴「新八、神楽、銀時
ありがとうな…」
助けに来てくれて、と
俺みたいな『バケモノ』を受け入れてくれて。
視界がモノクロ世界のままなのが気持ち悪くて目を閉じると想像以上に早く、俺は意識を手放した
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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時