検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:45,028 hit

111 因 ページ24

ーー新八sideーー


銀さんがパイプに登り始めたのを確認して、頷く




神「よし、行くアルヨ!」




神楽ちゃんが傘をかまえ、辺りに容赦なく撃ちまくる





そして壁を壊す






神「うぉ、ラァッ!!!!」




神楽ちゃんが壁に蹴りを入れると、そこからピシピシとヒビが入る



すごい、やっぱり



僕が蹴りを入れたところでコンクリートの壁はうんともすんとも言わないのでとりあえず叫ぶ




新「Aさん返せやァァァアア!!
クソ変態ヤク中がコノヤロォォォオオオオオ!!!!」


神「誰の許可得てAに触ってんだこの野郎ゥゥゥォォォオオオオ!!!」





((ドガッシャァァア!!!))

((バキィッ!!))




新「出て来いやァァァァアアアア!!!」





一通り壊して、叫んだ喉を潤す水もなく息を切らしていると、突然僕の頬を何かが掠める


気が付くと頬から血が流れていた




新「…え」

神「!!」




目の前の壁には頬を掠めた矢が刺さっていた




後ろを振り返ると、迫田茨…

いや、迫田じゃないのか。




神「茨…」



冷徹な表情の彼女が立っていた





茨「あの狼
もう死んだから、帰れば?
助けに来るとか本当ムダ。」


神「Aが死ぬわけないアル」


茨「…帰らない、って捉えていいわけね?」



弓を構える


温度のないその目が僕達を捉えた






矢…

矢入れが2つ、背中にある



ひとつの矢入れには既に矢はなく、もうひとつの方に6本矢が入っている




なんでカラなんだ…?




茨「この矢、掠っただけで意識を失うくらいの毒が塗ってあるのよ
でも残念、普通の矢が紛れ込んでたのね、運がいい奴」




…え、もしかしなくても死んでた?僕





茨「じゃあ次こそ死んで」





ビシュっと神楽ちゃん目掛けて矢が飛んでいく




新「神楽ちゃん!!」

神「!!」




寸前でよけ、神楽ちゃんが茨さんの目の前まで一気に詰める




茨「っ、この!夜兎が!!」




茨さんが蹴りを入れたのが、神楽ちゃんの顔にあたり、距離をとる




神楽ちゃんの方が強い




僕がその一連の流れを見て思った事だった



しかし、違和感はあった





…神楽ちゃん、手加減してる



茨さんがまた弓を構えた






神楽ちゃんが“話したい人”というのは茨さんなんだろうとは思っていた



けど、神楽ちゃんが手加減しているうちに、茨さんのその矢が神楽ちゃんに当たろうものなら、銀さんにもAさんにも顔向けできない



そう思って木刀を構えた

112 谷→←110 侵



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
68人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。