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106 埜 ページ19

叶「神経…5感を麻痺させる薬です。どうです?」




ああ、だから実験室なのに人の血の匂いもあんましないし、俺の目は金色になってないわけか



しかし、全身狼にすることは出来ないが、力は十分入る



こんな手枷すぐ外れる




腕を思いっきり引っ張ると、キィンッと音を立てて鎖が切れた



それと同時に体が動かなくなって、地面に倒れる



貴「な…」


叶「手枷に小さい針がついていたでしょう?
そこにね、鎖が外れるとそこから手首に筋肉を麻痺させる薬が打ち込まれるようになる簡単な仕掛けがしてあったんです。
この実験は成功ですねえ」


貴「…はは、なるほど…」



ただの抜けないようにする“返し”かと思ってた



やべえ、バカだ俺…




その時目に違和感を覚える


叶「あ、目が金色になりましたね!
あーよかったあ」



起きる前にカノウの部下に打たれたという薬が切れたのか、予想以上の血の臭さに頭痛を覚える


その時、グイッと髪を引っ張られて無理やり顔を上げられ、
イキイキしているカノウの顔が目の前に広がる


叶「嗚呼やっぱりいいなあその金色の目。僕のものにしたい。
いや、目だけじゃない。髪も、歯も、爪も…全部!
その為ならどんな犠牲も厭わない」



貴「ッ、…気色悪…触んな。」



叶「あはは、やっぱり君は面白い。
こんな状況でもそんな口が聞けるなんて
丁度今からあそこを爆破します
あなたの大事な人、ピンクの髪の子と、あとメガネの男の子。無事ならいいですね」





上機嫌に話すカノウ




ググッと腕に力を入れる
身体を支えれない事はないが、力が上手く入らず、すぐに倒れてしまう



叶「あはは、面白いなあ」



まだ俺の髪を掴んで笑っているカノウ


アイツらが…逃げる時間を…稼がないと





俺はそのムカつく顔に唾を飛ばした





貴「はは、唾…お似合いだな。
ざまぁみろバーカ」




すると急に顔から笑顔が消えたカノウが思いっきり俺の頭を地面に叩きつける




貴「ぐ、ッ」



そして、刺された傷を蹴り上げられ、その拍子に薬棚に当たり薬が次々と落ち、割れる




貴「ゲホッ、ガ、ッ…」




叶「まさか人間以下の社会の害でしかない化物に唾を吐きかけられるとは思わなかったなあ
まあまだ研究し始めたばかりなのでこのくらいにしといてあげますが、次は腕を千切ます」




やばい、力はいんねえ…



早く、逃げてくれ

気付いてくれ




叶「じゃあ死んでもらいましょう
君の大切な、お仲間さん達には」

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そこはかとなく(プロフ) - 梍鵺さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2020年2月2日 19時) (レス) id: 650875736d (このIDを非表示/違反報告)
梍鵺(プロフ) - 夢主かわゆす……応援してます!更新、楽しみに待ってます! (2019年10月11日 14時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!がんばります(笑) (2019年6月9日 14時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってます〜!楽しみぃ〜! (2019年5月25日 16時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
そこはかとなく(プロフ) - 暁月楓さん» ありがとうございます!!頑張ります(><) (2019年5月21日 17時) (レス) id: ff8572e766 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そこはかとなく | 作成日時:2019年2月23日 0時

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