及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ49)

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４８件目ページ49

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及｢ぐぬう…｣

花｢いっ、1本決めたぜ…｣

松｢何言ってんだ、岩泉は2本決めたぜ｣

岩｢なんでお前がどやってんだよ！！｣

金｢俺…1本も決められなかったです｣

国｢どんまい｣

金｢お前人差し指立てて1本決めたこと自慢してくんのヤメロ！｣

そんな高校生の会話を小耳に挟みながら俺はもう死んでいた

いやキツ

いや、キッッツ

マジでやべえ
今までサボってきたことのツケが…

及｢兄ちゃん俺のサーブだけ意地でも止めてなかった！？
おかげで俺全然入んなかったんだけど！！｣

いや、だって弟にサーブ入れられる訳には行かないじゃん

みんながあんなに左右にサーブを振ってくるとは思わかなったよ
イジメかな

溝口｢お前らァ！！なんで全員でかかって数本しか決まってないんだよ！！片手で数えられるわ！！！！！
何本打ったんだよ！！！｣

溝口さん、たしか5本以上は入ったよ…
まあおれのスーパーレシーブによって両手分は入ってないけど！！！！

今現在も息が切れてる俺

みんな気付いてるかもしれないけど、俺サーブ練終わってから一言も発してないんだよ

声が出ねえんだよ息切れすぎて

及｢じゃあ給水！｣

｢｢｢ハイ！！！！｣｣｣

ボトルを取りに散っていく部員を見ながら俺は溝口さんの横に座る

貴｢うげぇ｣

溝口｢ははwww
A、お前だらしないなあw｣

ボトルを渡してくれる溝口さん
なんだよ優男かよすき←

貴｢アザース！！！！
ぬうーあー！キツイっす！｣

及｢兄ちゃん！次！やるよ！｣

貴｢キツイっす！！！｣

及｢何が『キツイっす！！！』だよ！
早く立って！｣

無理やり引き摺られる。

及｢次セットアップ！｣

いやーきつーい

岩｢A！！！ぼーっとしてたら顔面当たるぞ！｣

貴｢誰が俺の顔面に当てるんだよ｣

あ、はじめか、狙ってんのか。

しょうがないから構える

徹の手から離れて綺麗に弧を描いたボールがはじめの手の正面に綺麗に当たる

間違えた、どちらかと言うとクロス寄り

((ﾄﾞﾊﾟｧﾝ!!!))

俺が捉えたボールがまた綺麗に孤を描いてネット前、試合だとセッターがいる位置に落ちる

腕いってえ、ヒリヒリする
この感じが好きだった

岩｢くっそ！｣

そうそう、スパイカーの悔しいって顔も。

ニヤッと笑ってみせる

岩｢ッ！！

ヌァー！！！！次は決める！！｣

何言ってんだはじめくん

次ももちろん捕まえますよ。