及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』 (ページ3)

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２件目ページ3

このことわざを知ってるかい？

『Health is not valued until sickness comes.』

まぁ頭いい風に言うけど、

『健康の価値は、病気になるまでわからない』

という意味らしい

先輩が言ってた←

さて、前置きはこれくらいにしようか

今、３年の内科検診

及「...」

貴「...」

まぁ、みなさんもご存知の通り我が弟だが

腹に顔が描かれていることは見間違いだろうかね

貴「あのなぁ…
内科検診舐めてると痛い目みるよ？」

ニコッと笑って言う俺はどう映ったのか

及「いっ、いや！
これはちゃんと理由があるんだよ！！」

貴「ふぅーん？
じゃあ、その理由聞いてやろうか」

及「...昼休み、屋上で寝てたら...」

貴「うん」

及「マッキーとまっつんと岩ちゃんが描いた。」

そんなことだろうと思ってたけどな

貴「どうせ腹出して寝てたんだろ？」

及「うっ」

図星かよ、風邪ひくぞ

及「内科検診の先生が、兄ちゃんだなんて知らなかったし」

貴「俺じゃなかったらお前呼び出しくらってんじゃね？

はーい後ろ向いてー」

後ろを向かせる

及「冷たっ」

貴「よし、特に異常無し」

徹はいそいそと上を着だす

及「あ、兄ちゃん、放課後部活来てよ！
レシーブ！！」

え

貴「嫌だけど。」

及「」

貴「行く暇なんかない！」

キッパリ断ると

及「...兄ちゃんなんか、ＪＫのお腹見て触って嬉しがって興奮してるくせに！！！」

貴「はっ！？

ちょっとまて！そんなでかい声で言ったら俺の社会性がだな！！
しかも誤解を生むような言い方...！」

及「そうですか、柔らかかったですか」

貴「別に触ってねぇわ！」

及「兄ちゃんのケチ！！」

カーテンを開けて飛び出していく

貴「オイ徹！！」

ガラガラ、ピシャ！

内科検診を行うカーテンを後を追い急いで開けるが、もう保健室の扉も閉まったあとだった

並んでいる生徒とも目が合う

今保健室の中にいる生徒は全部で9人

後ろから２番目に控えている、ピンク頭野郎は笑いを押し殺し、今にも呼吸ができず倒れそうだった

それにつられ、中の9人は全員笑いを堪えすぎて顔が歪んでいる

貴「...最悪だ...」

最悪だが、仕事を終えよう

『及川の兄ちゃんですかw』

『柔らかかったんスかwww』

『ドンマイッスwww』

とか色々話しかけられ、すべてに『煩いわ』と返した