じしょーへき

〃 ページ43

「気付かなかったのか？途中でお前にGPSを付けていた事。」


　

其の爆弾発言により、私は慌てて自分の服等を見る。



すると変な機械の様な物が付いていた。




「じゃあ、今まで分かってて態と…」


mu「其の方が面白いかと思ってな。」


　

何でそんなに幸せそうに笑っていられるんだ。



そんな事を考えていると、誰もが予想しなかった展開となる。




私は、突然の爆弾発言には弱いらしい。



何だか、地面が近付いて───




mu「…？A、大丈───」




其処で私の意識は途切れてしまった。



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ



ガバッ！と効果音が付きそうな程に飛び起きる。




「こ、此処は…？」


mu「…起きたか。A､お前急に倒れたんだぞ。」


「murder…！！どうして私を殺…」




其処で私は言うのを止めた。



何故なら、murderが此方を奇怪そうに見てきたからだ。




mu「夢でも見たのか、A。」


「じゃあ、夢だったの？先刻の…」


mu「は？」





何だ、夢か。確かに、murderが急に可笑しくなる何てあまり無い。



いや、もう既に可笑しいというのも否定出来ないが。




mu「…兎に角、何時も通りのAだな。」


「うん、有難うね。」




murderは私に軽く微笑んだ。本人も自覚は無いだろう。



私は矢張り、此方のmurderの方が好きだ。




mu「次こそは起きてる時にお前を俺だけのモノにするな、A。」


「何か言った？murder。」


mu「…聞き間違いじゃないか？」



あからさまに誤魔化すmurderを此の時は気にしていなかった。



此の時の私へ伝えたい。



とどの詰まり、夢オチ何てものは現実では殆ど存在しない､という事を。

奇異病棟。　闇au　ink→←詰まる所。　murder

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