イグニハイドのあの子は....？[ツイステ]

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監督生side




「ふな〜！今日も疲れたんだゾ」



「そうだね〜…………ん？」


長かった１日の授業が終わりグリムと寮に向かって歩いていると寮の前に誰かいるのが見えた



「なんだアイツ、怪しいんだゾ」


「もしかしたら私達に用があるのかもしれないし話しかけてみよ」



その人に近づくにつれて何かブツブツ言っているのが聞こえてくる



『本当に私なんかでいいのか…？拒絶されたらどうしよう生きていけない……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』



「あの、何か用でしょうか？」



『ひぃっ!!』



声をかけると同時に驚いた相手のフードが取れ、艶のある黒髪を風でなびかせ、ルビーのように赤く愛らしい瞳と目が合う




「お、女の子…!?」


後ろからだとパーカーで隠れていて分からなかったが、よく見ればこの子はスカートを履いている



私以外にもこの学園に女の子がいたの？


そんなことを考えながら相手のことをジッと見つめる



緊張しているのかプルプルと小刻みに身体が震えているのが分かる



「(元の世界で飼ってたチワワに似てるな……)」




『あ、あの…あなたと同じ女、としてこの学園に通っている２年のA・ヘーレー……と言います』





震えながらも一生懸命話そうとしている姿に胸がキュッとなる



あぁこれが母性なのかな、いますぐ抱き締めて頭を撫でてあげたい…







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