二十六 ページ26
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サエちゃんが私の弟子となってからあっという間に１ヶ月。私の屋敷に住みながら任務をこなしていく彼女もだんだん環境になれてきた頃
「ただいま」
「おかえりなさい！」
私より先に任務を終えた彼女の出迎えられ帰宅。夕飯やら、風呂やらを用意してくれる彼女に心から感謝。ありがと！サエちゃん！！
食卓に並べられた夕飯の机の前に座り二人で手を合わせる。
「いただきます」
「いただきます！」
夕飯の野菜炒めをつつきながら任務のことやら、今日のことなど他愛もない話をする。
「今日は隊員四人との任務でした！それで一人だけ呼吸が使えない男の子がいて………」
「へぇ、もしかしたらその子知り合いの弟かも」
「え！？本当ですか！？」
楽しそうに話す彼女に微笑んで、沢庵に手を伸ばそうとすれば玄関なのほうで物音がした。
何事か、近くにあったハエたたきを手に取り物音に気づいていないサエちゃんを背に隠して警戒体制に入る。
もし泥棒だったらハエたたきで十分。
少しずつ近づいてくる足音。………………人数は、一人、二人、三に………いや一人だな。
遂に私たちのいる部屋の前で足音が止まった。
………………今だっ！！！
襖が開くであろうタイミングを見計らって、侵入者(仮)に向けハエたたきを渾身の力でぶん投げた。よし、命中！
「え、あ……ヒメカさん！？！」
「え？」
侵入者(仮)を私の背中越に見たサエちゃんが必死に私の腕を掴んで、第二段の攻撃を止めようとしてくるのだが…………
「ヒメカさんっよく見てください！」
サエちゃんの必死な制止により、動きを止めた私は言われた通りに前を向いた。
「…………………は？」
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himeka8170(プロフ) - スイロ。さん» ありがとうございます！完結できるよう頑張ります！ (2020年4月28日 8時) (
レス) id: d6a519e554 (このIDを非表示/違反報告)
スイロ。 - 初見、 初コメ失礼します！面白いです！ (2020年4月24日 13時) (レス) id: 8775389a41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沼ってます | 作成日時：2019年11月27日 15時
